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障害者の祝福について
家庭教育局 家庭教育局祝福教育部長 桜井正上


子女の幸福を願う心は、どの家庭の親でも同じことでしょう。その子に障害があるならば、それを何とかしてあげたい…、そう思うのが親の共通した思いなのかも知れません。しかし、私はまた、天宝会の方々と交わりをもたせて頂く中で、障害という事実そのものが幸福の妨げになるものではないのだ、ということを学ばされました。障害というものを通して、むしろ親子が向き合い、そこに、深い天の心情や計らいを見出している父母たちの姿を見たからです。問題があるとすれば、それはむしろ、祝福家庭に障害があるという事実ではなく、障害を問題とする私たち自身の姿勢なのかもしれませんし、そうした家庭を共にサポートできるだけの環境と文化が充分に培われていないことなのかも知れません。

私自身、障害に関する多くの知識は持ち合わせていませんが、堀局長のご指導のもと、遠藤先生や大知先生に様々な内容を学びながら、また、各国の海外の祝福担当者と話し合いながら、その間、障害をもつ二世における祝福というテーマに関して、共に話し合いの場をもってきました。ここでは、そうした家庭教育における現時点での考え方や今後の取り組みに関して、簡単に整理してみたいと思います。

第一に、重度障害を含む全ての二世に対して祝福の道は開かれているのだ、ということを強調しておきたいと思います。勿論、子女の出産まで至れるケース、出産は難しいが夫婦生活は行えるというケース、夫婦生活は難しいが夫婦愛を深めることまではできるケース等、障害のレベルに応じて、到達できる範囲は限られるかも知れません。しかし、少なくとも、永遠の世界を信じる私たちにとっては、地上において、永遠に続く夫婦の因縁を、「天によって結んで頂く」ことほど尊いことはないでしょう。今年、10月14日の祝福式で、日本からも1組、重度の障害をもつ子女同士が、父母のマッチングによって、尊い祝福の恩恵に与りました。勿論、今後も周囲のサポートが必要かとは思いますが、この事実は、同じ目標ももって歩む、多くの家庭に希望を与える出来事であったに違いありません。

第二に、障害をもつ二世たちを、共に祝福の相対として考えていけるような父母マッチングの文化を作っていきたいと考えています。障害をもつ子女の親としては、「やはり同じ痛みの分かる家庭同士で…」と、考えられる傾向が多いようですし、実際、周囲の理解やサポートが必要であることを考えると、それも適切な観点だと考えます。しかし、だからといって、障害者同士で祝福を受ける、というルールがある訳でもなければ、障害者と健常者とが共に祝福を受けていく可能性を見失うべきではないでしょう。相対決定において大切なことは、「神様の願う人と出会うこと」だからです。

障害者の親と健常者の親とが、それでも互いの子女とのマッチングを考えるのにとまどいを覚えるのは、ただ、「障害に対する知識が不足しているから」なのかも知れません。現在、父母マッチングのための父母の集会を年に2回開催していますが、まずはその全体集会で、障害をもつ子女との祝福について学ぶ講座を設けることから始めました。勿論、障害をもつ子女の父母もここに参加することは可能ですし、希望があれば、子女の情報を紹介することも可能です。本来、こうした学習の場は、父母が子女の祝福を考え始めるような、もっと早い段階で行うべきなのでしょうし、それこそ二世教育の中で、障害をもつ子女との交流や祝福結婚というテーマを考えられるような環境作りこそ必要なのかも知れません。いずれにせよ、まずはできることから始めながら、少しずつ全体の意識を広げていくことが大事だ、とそう考えています。

第三に、障害をもつ二世の祝福対象者の情報を共有できるネットワークとサポート体制を構築することです。まずは、障害をもつ子女のうち、どれくらいが祝福の対象年齢に入っているのか、また障害と一概にいっても、みなタイプも程度も異なりますので、候補者個々の状況がどうなのか、に対する情報の共有が必要でしょう。現在、二世祝福対象者のためのウェブサイトが設けられていますが、そこにはまだ、障害に関する詳細情報を記入できるような欄がありません。これを、障害をもつ子女の登録にも対応できるようなシステムに改善するのか、或いは、天宝会用の独自のウェブサイトを立ち上げていくか、といったことに関して、現在、検討中です。アメリカ等では一早く、独自のサイトを立ち上げたようですが、国際の担当者間でもそうした情報の連携について、現在、話し合いを始めています。

ただ、それ以上に大切なことは、各家庭において祝福に向けた意識を高めていくことでしょう。天宝会では現在、子女の年齢別の父母の集いを始めていると伺いました。遠藤先生や大知先生といった専門スタッフのアドバイスを得ながら、そうした地域での学習会や交流を重ねていくことで、「何とか祝福を…」という観点から、その後の将来の展望や将来を見据えた立場で、子女の祝福や家庭生活を考え、またそこに向けて準備していけるような環境が築かれていくのではないかと期待しています。家庭教育局でも今後、天宝会の方々と協力しながら、障害をもつ子女のための祝福ガイドラインといったものを準備していけたら、と思っています。こちらもまだまだ力不足ですが、共に力を合わせながら、祝福家庭の幸福実現に向けた、より良い環境と文化を作っていきましょう。



天 宝 会
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